FC2ブログ
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
MENU

NEW ARRIVAL

PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

ARCHIVE

2017年の京都を振り返って -今年も私的に -

その他




鴨川


 今年のニュースは? 

 おだやかな年の瀬、いかがお過ごしですか?
 京都では、ここのところ小雪が散らつく日もあり、比叡山を見上げると、頂の付近には薄く雪が積もっている日も多いですね。

 今年も、あっという間に1年が過ぎてしまいましたが、地元紙・京都新聞の十大ニュースの第1位は何だったのか?

 ちなみに、昨年(2016年)は、私をガッカリさせた選出の「文化庁、京都に移転へ」。
 国の役所が引っ越してくる話が、年間トップとは ? ! というものでした。

 一昨年(2015年)は「悲願34年 京都縦貫道全通」。
 まだ、この方が地元の話題らしいね、という感想。

 昨年の記事は、こちら! ⇒ <2016年の京都を振り返って-私的感想など->

 そして、今年!

 「桐生、100メートル日本初9秒台」 

 京都・洛南高校卒の陸上スプリンター・桐生祥秀選手(東洋大)が、陸上100mで日本人初の9秒台の記録(9秒98)を出したというニュースがトップでした。
 ちなみに、桐生選手は滋賀県彦根市出身なので、同紙の滋賀十大ニュースでもトップでした。

 あらかじめ言っておくと、私は大の陸上ファンで、競技場で観戦もしてきましたし、桐生君の走りを見て期待も持っていました(もちろん他の選手にも)。
 だから、ついに10秒の壁を破ったことは喜ぶべきことだと思っていますし、今後、桐生君も含め、若手選手の世界での活躍を楽しみにしています。

 けれど……

 これが京都の重大ニュースなのか ? ?
 ピンとがずれていないか? という感想を禁じ得ません。


 観光渦に呑み込まれる京都 

 2015年の年末に、私が上げた事項は、

  *中国人観光客の激増
  *消える鎮守の森
  *四条通の歩道拡幅
  *変わる祇園祭 


 でした。
 
 特に、1番目、アジアを中心とする海外ツーリストの増加は、年を経ても止まることを知りません。
 それに伴って、市内ではホテルの建設・開業が盛んに行われています。民泊も、問題をはらんでいますね。

 この観光のウズに、京都はどう対応していくのか、ちょっと不安を感じています。
 もともと極東の島国で、外国人との接触が比較的少なかったこの国で、どのように海外からの来訪者と接していくのか。なかなか難しい課題です。
 もちろん、これは京都だけの話ではなく、お隣の大阪にはもっと多数の海外客が来ています。2019年のラグビー・ワールドカップ、そして東京五輪と、この潮は引くことはないのですから、たいへんです。
 私なども仕事柄、そういった渦中に巻き込まれ、子供の頃から水泳が不得意なものですから、溺れかけてますね(笑) 

 四条通


 観光と日常と 

 京都は、昔から観光都市で、江戸時代なども大勢の「おのぼりさん」が京見物を楽しみました。

 先般、弥次喜多の「東海道中膝栗毛」をテーマにテレビロケをしたので、その原文を読んでみたのですね。
 すると、主人公の弥次さん喜多さんが、京で触れ合う京都人に結構バカにされてるんですよ(笑) 
 道を聴いたら反対を教えられたり、料理屋の勘定でズルしようと思ったら逆にやり返されたり。

 京都人は、イメージ通り? というべきか、外から来た人には冷淡!で、適当にあしらっていたわけです。特に、弥次喜多みたいに知ったかぶりする半可通、自分の流儀を通そうとする手前勝手な人には、厳しく接したのかも知れません。
 実は、「膝栗毛」を読んでいて、私も弥次喜多の不作法に結構ハラが立ったのですね(笑) なんというか、自分らを押し通して、周りの迷惑も考えず、それでおかしがっているやり方が、やはり気に食わないわけです。どうも、しっくりこない。

 そういう意味で、京都人は観光客を親切に受け入れることが最も不得手な人間かも知れない。あるいはやっぱり、顔では笑って接しているけれど、腹の中は別、ということかも知れません。

 まぁ、こんなことを言ってはいけませんね。
 親切な人も多いのですから、京都には……

 裏寺町の飾り窓

 今年の私は、個人的な事情のせいでかなり落ち着かず、ふらっと京都を歩きまわることも出来づらくなっていました。
 ただ、買い物などの用事で河原町とか四条の繁華街には出掛け、そこで感じる “ふだん着の京都” 、なんの変哲もない街の姿が、身にしみたのでした。

 飾り窓に飾られた衣服、新しくできたコインパーキング、飲料を配送するトラック、店の前に散乱したゴミを片付ける店員。

 そういった、なにげない街の風景が私にとっての京都であり、そんな風景に溶け込みながら歩いている自分がいる ーー それが、私の京都。

 2018年は、どんな年になるのだろう。
 工事のフェンスが多くなって、街中で突然見えるようになった青空は、つかのまの息抜きなのだろうか。

 おだやかな一年になってほしいものです。


 木屋町のみかん



スポンサーサイト



コメント

謹賀新年

新年明けまして、おめでとうございます。

京都と言えば、私は八坂神社とその周辺へ行くことが多く、行く度に中国人観光客の激増を実感しています。

それで、周辺の地価が上昇して、東大路四条交差点角のコンビニが立ち退くことになったとは、いやはや何ともとしか言いようがありません。

私は、そのコンビニで食べ物を買い、極寒期以外はビールも買い、円山公園の四季の移り変わりを眺めながら食事を楽しんでいたのに、これからは祇園方面に行く前にコンビニに立ち寄らねばならないようです。

>飾り窓に飾られた衣服、新しくできたコインパーキング、飲料を配送するトラック、店の前に散乱したゴミを片付ける店員。

>そういった、なにげない街の風景が私にとっての京都であり、そんな風景に溶け込みながら歩いている自分がいる ーー それが、私の京都。

それは私も同感で、京都でも大阪でも、何処の街でも田舎でも、なにげない風景に心を惹かれます。

因みに、私は京都は北の方が好きで、大阪は南の方が好きです。

船越様には、個人的なご事情で、ふらっと京都を歩きまわることも出来づらくなってしまわれるようですが、何時までもご健勝で、末永く京都の深部をご紹介下さることを楽しみにしています。

本年もよろしくお願いします

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

京都も大阪も、近年は観光客が多く、特に大阪のミナミなどでは地元の方が近寄りづらいくらいとも聞き及びます。
京都でも、エリアによっては似たような状況になっていますね。

今年も京都のいろいろをレポートしてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
非公開コメント