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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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顔見世へ、襲名披露の成功祈願祭 - 中村芝翫・橋之助・福之助・歌之助丈 -

洛東




八坂神社成功祈願


 今年の顔見世は中村芝翫襲名披露

 京の冬の風物詩である歌舞伎興行・顔見世(かおみせ)。

 南座が耐震補強工事のため、昨年は先斗町歌舞練場で行われましたが、今年(2017年)は岡崎公園のロームシアターで開催されます。
 興行は、例年より少し短めで、12月1日から18日まで。

 ロームシアターは京都会館のことですけれど、私は改築後いまだ入る機会がありませんでした。そんななか顔見世があるということで、初めて館内に立ち入ることになります。
 歌舞伎の舞台には花道がつきものですが、座席表を見る限り、この興行のために取り付けられた仮花道は、ホール公演でよくある斜めに短いタイプのようですね。

 今年の顔見世は、昨秋、襲名された八代目中村芝翫さん、息子の橋之助、福之助、歌之助の御三方の襲名披露興行となります。
 1年余りにわたった襲名披露の最終公演ですね。

 中村芝翫(しかん)といえば、2011年に亡くなった七代目がまだ記憶に新しいところです。歌舞伎役者のなかでも古風な面差しで、あでやかな衣裳も似合う女方として主に活躍されました。 
 その長男は福助さん、次男は橋之助さんなわけですが、橋之助さんが芝翫を襲名されたのです。

 そして、橋之助さんと三田寛子さんの間には3人の男子があり、このたび、橋之助、福之助、歌之助を襲名されました。みな二十歳前後の若者です。


 披露興行の成功祈願は八坂神社で 

 チケット発売開始の11月5日、快晴の日曜日でしたが、八坂神社で成功祈願祭が執り行われました。

 観衆

 私は、4人が現れる15分前くらいに到着しました。
 本殿脇に並んで待っていたのですが、気が付くと、お正月かと見紛うほどの大観衆が集まっていました。

 八坂神社祈願

 芝翫さんと息子さんたちは、昇殿して祈願されました。
 なかの様子はうかがうべくもないのですが、先導役の提灯が昇殿口に立ったまま、緊張した雰囲気を醸し出します。

 提灯

 提灯を見ながら考えました。
 巻物を交差させた中村芝翫の定紋は、祇園守(ぎおんまもり)。この祇園は、祇園社、つまり八坂神社のことです。
 そうか、そういう関係で八坂神社での祈願なのか。成駒屋は古くから祇園社とゆかりが深かったわけです。もちろん、南座の直近ということもあるのでしょうけれど。

  祇園守

 そして、今日カッコよかったのが、この法被(はっぴ)。

  法被

 祇園守の紋と、裾には芝翫縞が。

 芝翫縞(しかんじま)は、4本の筋(=四【し】)と箪笥などの引き手・鐶(かん)をつないたもの。これで「しかん」縞ですね。
 ふつうはタテですが、この法被では裾にヨコ向けに配していて、いい感じですね!
 
 私は、この法被がほしくてたまらなくなりました(笑) 意外に、スーツに羽織っても似合いそうですよ。


 飛躍を願って 

 祈願後、南の楼門下で写真撮影。

 勢揃い
 
 前列左から、歌之助さん、橋之助さん、芝翫さん、福之助さんです。

 このあと、円山公園を通って、知恩院の山門下で人力車に乗車。岡崎公園までお練りが行われ、平安神宮でも祈願祭がありました。
 ちなみに、奥様の三田寛子さんもおいでで、大勢のファンに取囲まれておられました。

 お練り

 私は、お父さんの先代芝翫さん、そして兄の福助さんも大好きですし、芝翫さん(前名でいえば橋之助さん)も元気のよい舞台を拝見してきました。とくに夏の歌舞伎で本水を使った舞台など、迫力がありましたね。
 その芝翫さんも、もう52歳。私と同世代。でも貫禄は10倍くらいある…(笑)

 そして、3人の御兄弟、毛利元就の三本の矢の逸話の如く、力を合わせて精進されているように拝察します。お若いお三方ですけれど、それゆえ伸び代も大きいというわけです。

 みなさんの益々の飛躍をお祈りしつつ、顔見世の舞台を拝見できることを楽しみにしています!




 八坂神社

 所在  京都市東山区祇園町北側
 拝観  自由
 交通  京阪「祇園四条」下車、徒歩約5分



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