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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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祇園祭の後祭 -宵々山の会所をめぐる-





橋弁慶山会所


 復活4年目の後祭

 後祭も、復活して4年目になると、すっかり定着しましたね。
 
 先祭と後祭は、日程が7日違いですから、宵山や巡行の曜日は同じになります。
 今年(2017年)は、宵々山が土曜日、宵山が日曜日、巡行が月曜日で、17日は祝日となり、各地から訪れるみなさんには都合の好い日のめぐりとなったようです。

 後祭は、土曜日の宵々山に行ってきました。
 私はいつも、晩よりも昼間に行くことが多く、今回は午前中に出掛けました。

 鈴鹿山
  鈴鹿山 左の近代建築は旧新風館(リニューアル中)

 後祭は、北から南へと見て回ります。
 北の端は、烏丸姉小路にある鈴鹿山。

 10時すぎに行ってみると、戸が閉められて、町内の方が集まり神事が行われているようでした。
 順々に見ていくと、黒主山あたりも、これから何か執り行われるような気配です。
 

 橋弁慶山の清祓式 

 烏丸蛸薬師西入ルにある橋弁慶山。
 
 橋弁慶山会所
  橋弁慶山会所

 橋弁慶山の会所は二階建で、二階の表座敷にご神体の人形が飾り付けられます。また、一階には五条橋が置かれていますね。

 弁慶と牛若丸
  牛若丸(右)と弁慶

 夜訪ねると、ひときわ美しく眺められます。

 夜の橋弁慶山会所

 この会所の前に人だかりがしていますので、何かと近付いてみると、二階の座敷で神官が儀式を行っていました。
 八坂神社から神官を招いて行う清祓(きよはらい)式です。

 橋弁慶山会所

 祝詞をあげ、御幣をふって、ご神体の人形などをお祓いします。
 それにしても、二階での清祓いが道路から見られるとは、とても意外な光景。私の隣では、外国人の男性が熱心にカメラ撮影しています。

 橋弁慶山会所

 10時半頃から行われていたようですが、30分ばかりを要し、そのあとお一人の神官が下に降りて来られました。

 橋弁慶山の神事

 一階の表座敷にある五条橋をお祓い。

 さらに、山を祓います。

 橋弁慶山の神事

 ぐるっと四周を回ってのお祓いでした。

 そう、写真の真ん中にいるのが熱心な外国人男性です。パンツからするとオーストラリア人かな?


 会所の建て替え、マンション建築……

 南観音山は、鉾のような曳山(ひきやま)で、背も高いですね。
 その名の通り、観音さん--楊柳観音--が祀られます。
 観音さんは、会所の二階の表座敷に祀られており、宵々山や宵山では拝ませていただけます。

 南観音山会所

 この会所は、昨夏から新しい建物になりました。
 町家風の現代建築で、通り庭を抜けると蔵があって、今回その奥に新たな住居部分が建築されています。

 南観音山会所内部
  モダンになった会所の通り庭(百足屋町)

 二階に上がらせていただくと、以前同様、表の北側に楊柳観音と善財童子が安置されていました。
 ただ、建物が新築され二階への上り口が綺麗になったせいか、二階へ、さらに鉾へ上がられる方が少なくなっており、ちょっと残念でした。

 そして、会所の向いには、マンションが建築中のようでした。

  南観音山 南観音山

 年々、鉾町の景観も変化しています。




 祇園祭 後祭

 所在  京都市中京区など一帯
 交通  地下鉄「烏丸御池」「四条」下車



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コメント

汗だくの夏祭

祇園祭が斎行される7月も過ぎようとしていますが、今年は10日のお迎提灯に行ったのみでした。

例年、お迎提灯の奉納演舞は京都市役所前広場で行われていましたが、市庁舎の工事に伴い、今年から暫く本能寺境内で行われることになりました。

各会所での清祓式なども、出会えた人は幸運ですが、非公開の祭礼も多い祇園祭の総てを見のは難しいですね。。

神職にとって夏祭は仕事とは言え暑さが大変で、橋弁慶山会所の清祓式は座礼なので、祭主の祝詞奏上の間に平伏をしている祭員は未だマシだが、立礼で祝詞を奏上すると、祭員は立って背筋を伸ばして磬折しているだけで顎から汗が滴り落ちて来ます。

八坂神社の拝殿内は外部からは見えませんが、大阪の住吉大社の拝殿は外部からも見え、本来座礼で斎行する祭典を立礼で行っていますが、毎年見ていると、祭員が辛さを嫌って無茶苦茶いい加減な楽ちん祭式を行っていて、自分が宮司なら楽で華麗に見える座礼に戻すのになぁ・・・と何時も思ってしまいます。

それにしても、八坂神社の神職さん達は1ヶ月に及ぶ祇園祭が斎了したら心底やれやれと思うことでしょう。

ありがとうございます

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

祇園祭もようやくおしまいということで、関係のみなさんは安堵されることでしょう。
私も、機会を見つけて回っていますが、今年は(今年も)暑くてちょっとまいっております。
ここのところも、暑い暑いで困っています。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。
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