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PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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グランドオープンした京都府立京都学・歴彩館に行ってみた





京都府立京都学・歴彩館


 4月28日に閲覧スペースもオープン

 京都のことを調べるときには、いつも京都府立総合資料館に行っていました。
 学生の頃から30年ばかりお世話になっていたのですが、昨年9月、施設がリニューアルされるために閉館しました。
 リニューアル後は、北山通に面した場所から、京都コンサートホールを挟んだ南側に移るということで、オープンは今年の春頃と聞いていました。

 京都府立総合資料館
  京都府立総合資料館

 新しい建物は、京都府立大学と共同の施設となりました。
 1階部分は昨年暮れにオープンしていましたが、私が利用しそうな閲覧室(2階)は遅れて供用されることになっていました。
 
 何月何日オープンかを知らぬまま5月となり、ある日、“もしかしたら、もう開館しているかも” と思って調べてみると、すでに大型連休前の4月28日にグランドオープンしていたのでした。


 現代的な建築 

 下鴨中通と歴彩館
  
 新しい建物は、南北に長く、下鴨中通に沿っています。
 北側には京都コンサートホール、南側には京都府立大学が建っています。この場所は、オールドな私のなかでは “府立大学の農場” として記憶されています。かつて農場が拡がっていた場所なのです。

 歴彩館東面

 正面入り口です。
 ひさしやガラス面の多い素軽い建物という印象。

 歴彩館横断幕

 施設の名称は「京都府立京都学・歴彩館(れきさいかん)」になりました。

 初めてなので建物探検。
 裏側(西側)にも回ってみました。

 歴彩館と稲盛記念会館
 
 まだまだ整備中のようですね。
 右の建物は、府立大学の稲盛記念会館です。

 歴彩館西面

 この角度から見ると全貌がよく分かります。
 地上4階建、地下は2階あるそうです。ただ、一般利用できるのは1階と2階のみで、3・4階は府立大学文学部、地階は収蔵庫になっているそうです。


 1階は交流フロア 

 平面図

 私たちが行けるスペースは、上図の部分です。
 ここから先、館内は撮影NGですので、写真はありません。

 1階の自動ドアを入ると、左が展示室、右が学習室(自習室)や事務室です。正面奥の方に、小ホールや京都学ラウンジ、同研究室などがあり、大ホールもあります。

 展示室は、1室のみの構成。長手の片側の壁だけに壁ケースがあります。あとは移動式のケース。仕切り壁も設置できるようになっています。ちょっと展示するには手頃なスペースといえるでしょう。
 
 学習室は、以前の総合資料館のような大机ではなく、1人ずつに仕切りの付いた机です。この辺も現代風ですね。

 小ホールは、周囲がガラスなので内部が見えるのですが、100席ほどある縦長の部屋です。
 大ホールは入っていないので詳細は分かりませんが、484席あるそうで、かなり広いですね。通常の講演会などをやるには少し広すぎる気もしますが、府立大の1学年が全員入れるキャパシティーということでしょうか?

 これらの1階が「交流フロア」になっています。

 歴彩館西南面
  京都学ラウンジを外から見る  奥は府立大学


 閲覧室に行ってみる

 いよいよ2階の閲覧室に上がってみます。2階は「探究フロア」とネーミングされています。
 入り口には、持出し防止のBDSがありました。

 南側には、府立大学の図書館スペースが拡がっており、私たちも自由に利用できます。大学図書館なので、開架書架にもそこそこ専門書が並んでいます。書棚は、まだ余裕がありそうですね。
 利用カードを作ってもらえば、府民なら貸し出しもできるそうです。
 私が訪ねた日は、こちらのエリアは比較的すいていました。

 2階の北側には、閲覧席が並んでいます。70~80席あるようです。
 こちらは、結構混んでいました。学生さんが多そうですね。

 そして、東側の一画が京都資料総合閲覧室です。
 背の低い開架書架が並び、ディスプレイのある情報検索コーナーもあります。
 開架図書は、ほぼ以前と同じですが、行政関係の資料は開架になっていないようですね。また、京都府の行政文書などは以前は別室での閲覧でしたが、今回は同じ部屋で閲覧するようになっています。
 この辺の閲覧席は極めて少ないので、外のスペースでの閲覧が想定されているのでしょう。学生が多い日などは、少し混み合いそうです。

 最近私が、新聞を調べるためによく利用させてもらっていたマイクロフィルムの閲覧ですが、マイクロリーダーは3台ありました。
 よく見ると、機械は前と同じようなんですね!
 確かに、いまさら新しいマイクロリーダーは買わないですよね、デジタル時代だし…… でも、プリンタは一部新しくなったような。そして、明確に椅子は新しくなりました(笑) 前は、古い回転椅子だったのです。

 ちなみに、翌週、マイクロフィルムの閲覧に出掛けました。
 当たり前ですが、前と変わらぬ雰囲気で調査でき、その点は安心感がありますね。
 マクロフィルムを入れてくれるプラスチックのカゴも、以前と同じでした(笑)

 京都府立大学
  南には京都府立大学が隣接


 開館時間も長く

 サービス面で大きく変わったのは、開館時間。
 平日は、9時から21時となりました。総合資料館時代は、16時30分閉館だったのです。夜も使えるようになったわけで、私は余り使わない気がしますが、学生さんには便利でしょうね。
 土日は、9時から17時。こちらは30分長くなったことになります。

 また、クルマの駐車ですが、総合資料館は無料でした。雨の日はクルマで行っていたので、とても便利でした。
 今回は、パンフレットによると、駐車場は1時間300円ということで、長時間利用する私にはちょっと無理ですかね…… 

 新しくなった京都府立京都学・歴彩館。
 しばらく使っているうちに、慣れてくることでしょう。
 これから、10年、20年と長い付き合いになるのですから、早く愛着がわくような感じに持っていきたいと思っています。




 京都府立京都学・歴彩館

 所在  京都市左京区下鴨半木町
 利用  無料(祝日、第2水曜、年末年始など休み)
 交通  地下鉄「北山」下車、徒歩約4分



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