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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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真田幸村ゆかりの地蔵尊は、高松神明社に鎮座している





神明地蔵尊


 真田丸ブームだった2016年

 いよいよ、大河ドラマ「真田丸」も大詰めですね。
 三谷幸喜脚本、堺雅人主演という期待の大河は、視聴率も18~15%ほどで推移して、なかなかの好評だったようです。

 そんな中、「ソフィア 京都新聞文化会議」に、真田宝物館の降旗浩樹氏が「真田家と京、ゆかりさまざま」という稿を寄せられています(2016年11月25日付)。
 真田信繁(幸村)と京都のつながりは、確かにいろいろあるようで、

 ・ようかんで有名な「虎屋」と信繁の結び付き
 ・「都林泉名勝図会」に見える龍安寺にある信繁の五輪塔
 ・高松神明社の地蔵尊
 ・信繁を「幸村」と名付けた人は京都ゆかり

 などをはじめ、多くの例があがっています。
 そのなかで、あれっと思ったのが、高松神明社のお地蔵さん。あったかな、と記憶をたどったのです。

 高松神明社
  高松神明社

 高松神明社(中京区・姉小路釜座東入)については、以前、神明社特集でレポートしました。
 記事は、こちら ⇒ <京都市内に点在する神明社は、神明造の立派な社殿が特徴的 - その2 ->

 そのとき撮影した写真を見てみると、確かに地蔵堂がありました。「真田丸」以前だったので、余り気にしていなかったのです。

 神明地蔵尊
  神明地蔵尊

 いったい、どのようなお地蔵さんなのでしょうか。


 九度山から勧請された地蔵尊

 伝えによると、もともとこの地蔵尊は、真田庵の名で知られる和歌山・九度山の善名称院にありました。
 寛政6年(1794)、高松神明社が拝領し、地蔵堂を建てて祀ったと言います。
 降旗氏によると、これは信繁没後180周忌にあたって勧請されたものだろうと考えられるとのことです。

 地蔵堂はその後、何度か建て替えられ、現在の位置には明治26年(1893)に鎮座されています。

  高松神明社
  本殿の左側に地蔵堂がある

 この神明地蔵尊は、知将・信繁が護持していた念持仏だと言われています。
 そのため、地蔵堂の台石にふれて子供の頭をなでると、智恵を授かるということです。

 意外なところに、「真田丸」の所縁あり、という話でした。




 神明地蔵尊(高松神明社)

 所在 京都市中京区姉小路通釜座東入ル津軽町
 拝観 境内自由
 交通 地下鉄「烏丸御池」下車、徒歩約5分

【参考文献】
 萩原龍夫「京都の神明社」(『伊勢信仰Ⅰ』雄山閣、1985年所収)


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