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PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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きょうの散歩 - まいまい京都で、三条京阪~寺町ツアーに行ってきました - 2016.11.20 -

洛東




檀王楼門


 三条京阪から始まるお寺めぐり

 今日は、朝から <まいまい京都> のツアーで案内をしてきました。

 今回は、にぎやかな三条京阪から始まる寺社めぐりです。
 最初に、駅すぐ北側の檀王法林寺に行きました。通称、だん王さん。

 檀王法林寺楼門
  檀王法林寺 楼門

 本堂内に上がらせていただき、お詣りしました。お忙しい中、ご住職に楽しいお話をうかがいました。自らのお寺のことを「町寺」と呼ばれ、このような町寺が面白いんですよ、とおっしゃいましたが、まさにそうですね。
 庶民信仰と一体化した繁華街にあるお寺が、京都の寺院の特徴のひとつです。観光寺院ではありませんが、歴史的には庶民とともに歩んできた寺院です。
 だん王さんの事業のひとつとして紹介してくださった夜間保育の取り組みは、昭和27年(1952)に始まった先駆的なものと言います。保育園は「宗教」ではないように思われますが、広く見るとつながっている気がします。主夜神という尊天を祀っておられるところから、夜の保育へも取り組まれたというのは興味深いお話で、鴨東の花街の北側という立地も影響しているようでした。
 
 そういう意味では、次に訪ねた頂妙寺も、庶民に篤く信心されたお寺です。
 
 見学レジメ

 江戸時代の「都名所図会」(1780年)や「花洛名勝図会」(1864年)の挿図を複写して、それを見ながら現地見学しました。
 上の資料のように、二天門のまわりをグルグル回る信仰を追体験? すべく、みんなで門を回ってみたりしました。

 頂妙寺二天門
  頂妙寺 二天門

 この門の前には、祀られている持国天、多聞天を拝むための拝殿もありました。ものの本によると、昭和9年(1934)まであったそうです。
 また、江戸へ出開帳に出掛けられたこともあるそうで、たいへん人気のある二天だったのですね。
 

  本能寺、妙満寺跡も 

 後半は、鴨川を西へ渡り、本能寺にお詣りです。
 こちらも、江戸時代とは寺の景観がガラッと変わっています。かつては、祖師堂(日蓮上人を祀る)や開山堂まであった大伽藍でしたが、現在では寺地も縮小され、堂宇も少なくなりました。
 北側は、戦時中に拡幅された御池通があり、市役所が建っています。

 そのあとは、さらに北上して、市役所の裏側へ。
 ここでは、かつてこの場所にあった妙満寺の跡地を発掘調査しています。

 妙満寺発掘現場

 今日は日曜日なので、シートを被った状態で、ちょっと残念!
 先日発掘された祖師堂跡などの位置を説明しました。
 こんな街中に結構大きな寺院があったわけです。昭和43年(1968)に岩倉へ移転しています。

 最後に、革堂(行願寺)と下御霊神社を参拝して終了です。だん王さんの堂内拝観も含めて、約2時間半のツアー。最後は少し駆け足になってしまいましたが、意外に盛りだくさんでした。

 ふだん素通りしがちな町なかにあるお寺や、日蓮宗の寺院をクローズアップした今回の見学会。
 初めて中に入った、という方も多くて、意義のあったツアーだったと思います。


  ガイド中




 檀王法林寺

 所在  京都市左京区川端通三条上る法林寺門前町
 拝観  境内自由(本堂内は要申込み)
 交通  京阪電車「三条」下車、すぐ


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