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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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きょうの散歩 - 東本願寺は御本尊の還座式から春の法要へ - 2016.4.2 -





東本願寺御影堂門


 満開の桜と御本尊還座式

 今日は、京都駅方面に用事があったので、東本願寺に立ち寄って来ました。
 門前、烏丸通の桜は、ほぼ満開。
 花曇りで風も強かったですが、花見日和でしたね。

 東本願寺前の桜
 
 東本願寺を訪ねたのは、3月31日(2016年)に御本尊の還座式(げんざしき)が行われたからです。

 東本願寺では、長らく堂宇の修復を行っていました。
 2003年に御真影(親鸞上人の御像)を動座して、御影堂の修復を始め、その完成後、阿弥陀堂と御影堂門の修復を行っていました。その修理も成って、このたび御影堂に移っていた本尊・阿弥陀如来の御像を阿弥陀堂へ戻したのです。その儀式が、御本尊還座式でした。

  東本願寺

 還座式は、3月31日の午後に執り行われたのですが、その模様は東本願寺のウェブサイトで見ることができます。
 こんな式の様子を動画で見ることが出来るなんて、時代ですねぇ。

 その模様は、実に興味深いものです。
 御影堂に仮に安置していた阿弥陀如来像を唐櫃(からびつ)に納め、笙・篳篥(しょう・ひちりき)の雅楽を奏でながら、かついで阿弥陀堂に運んで行くのです。
 やっぱり阿弥陀さんが動くときは、笙・篳篥の音がなるんやなぁ、平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩みたいやなぁと、思ってしまうのでした。

 櫃に入って阿弥陀堂に戻った阿弥陀さんが、どのように御厨子の中に入られるのか、とても気になるところでした。
 ところが、そのところは前の金障子が閉められて、参拝者には見えないようになっていました。


 阿弥陀堂と御影堂門の修復が完成

 幕末、蛤御門の変に伴う大火で焼失した東本願寺の堂宇は、明治28年(1895)に御影堂と阿弥陀堂が再建されました。
 今回の修理は、それから百年以上を経て実施。まず、2004年から2008年にかけて御影堂が修復されました。
 2012年からは阿弥陀堂の修復が開始され、遅れて2013年から御影堂門(明治44年=1911竣工)も修理されました。昨年(2015年)末、両者の工事が完成しました。

 東本願寺御影堂門素屋根
 素屋根を掛けた御影堂門。左奥が阿弥陀堂(2013年4月撮影)

 ながらくこんな感じでした。

 現在は、素屋根もとれて美しい姿に。

 東本願寺御影堂門 御影堂門

 東本願寺阿弥陀堂 阿弥陀堂

 阿弥陀堂の中に入ってお詣りしました。
 先般、竣工直後にも拝見したのですが、そのときは金箔がきらびやかで驚かされました。
 今日は、阿弥陀さんが立たれており、その前に生けられた供花がとても美しかったですね。

 京都駅前にあるので、東本願寺は立ち寄る機会が多いお寺です。
 立派に修復が完成し、海外の方も含め、訪れる人も増えるでしょう。




 東本願寺

 所在  京都市下京区烏丸通七条上る
 拝観  自由
 交通  JR「京都」下車、徒歩約5分


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