04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
MENU

NEW ARRIVAL

PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

ARCHIVE

【大学の窓】退職記念の論文が、ようやく書けた……

大学の窓




論文


 苦闘の4か月余

 お盆の頃、このブログで、恩師が退職するので退職記念の論文を書かなければいけない、とお話しました。

 締切りまで時間が短く、テーマも決まっていない…… 
 いったい、何を書くのか? と。

 それから4か月。
 ようやく、年の瀬になって完成したのでした!

 もちろん、締切りから3週間遅れです。編集担当の先生には申し訳ないです。
 ただ、恩師を送る論文を書けたことで、よしとすることにしましょう。

 論文


 マイクロリーダーで新聞と格闘!

 ブログでお話したときは、名所図会なんかを使って書けないかなぁ、と漠然と思っていました。
 ただ、“漠然” の怖いところで、その方向では全く書けませんでした(汗)

 結局、ちょうど1年ほど前、NHK「ブラタモリ」で、タモリさんとご一緒した “新京極” で出来ないかな、と思い至りました。
 これは少しばかり勉強していたし、何か書けるかな、と。

 ところが、やっているうちに、ほかによい場所が見つかったんですね!
 その場所は、新京極よりはマイナーだけれど、百年前には結構メジャーだった場所。そして、僕にとっても、両親や祖父母らとも縁があるような地域なんですね。
 それがどこかは、このブログをいつも読んでいただいている方には分かるのではないでしょうか。この間、何度か書いているところです。

 テーマ

 そのテーマを調べるために、我ながら頑張って昔の新聞を読みました。
 例のマイクロリーダーという、フィルムになった新聞をクルクル回転させながら読める機械を使って。
 もちろん、仕事のある日はクルクル回せませんから、休みの日に回転させに行くのです。
 すると、自分の前に、百年前のいろんな出来事が魔法のように立ち現れて来たわけです。あぁ、これで書ける、という安堵感。

 もちろん、実際には、その新聞記事をどう料理するかが難しかったのですが、自分なりにほぼ納得できるものが書けました(他の人がどう思うかは別にして)。
 印刷・製本されるのは年明けですが、いずれ読んでいただける形で刊行されることでしょう。

 ということで、大人の事情もあって、原稿一式を持参しないといけないので、明日大学に持っていきます ! !
 今日は久々に安眠できそうです(笑)



スポンサーサイト

コメント

お疲れ様です。

本日は安堵され、さぞ清々しいご気分のことと思います。

私も、年末に入ってから次々とお世話になっている方々からの「頼まれごと」が山積し、休日返上でやっており(船越様には及びませんが)お気持ちは想像できます。

文中の「すると、自分の前に、百年前のいろんな出来事が魔法のように立ち現れて来たわけです。あぁ、これで書ける、という安堵感。」の下り、私まで嬉しくなりました。
そして、私にも「魔法の様に立ち現れて」くれないかな~と願うばかりです。

船越様ご自身なりに「ほぼ納得できるものが書けました」は、良かったですね!そこが、一番肝心なポイントですもの。あ~、なんだかとても嬉しくなってきました。

私は自身の「年賀状」もまだ手つかずで、どうなることやらですが、なぜか、勇気が湧いて来ました。

どうぞ、晴れやかな気分で年末年始をお過ごし下さいね。
本当に、お疲れ様でした。(^o^)/

捜す苦労と喜び

論文を完成して安堵されたお気持ちが伝わってくる文章です。

私もブログのARCHIVEを順次拝見していますが、何分にも最近このブログを知ったばかりなので、何処を題材にされたのか見当がつきませんが、西陣京極の辺りですか?

恐らく、論文作成中に見付けられた資料も、このブログで順次公開されると思うので、それを楽しみにしています。

資料を捜す作業は大変だったでしょうが、ご自身が興味を抱かれている分野の資料探しなので、時間の経つのも忘れて没頭されたことと拝察致します。

私事で恐縮ですが、自分が京都へ行くのは生活の糧となる資料を得る為で、本当に捜したくて捜しているのは、古代祭祀遺跡とその関連資料です。

古代祭祀遺跡は世界中そして日本中にもありますが、日本では考古学者や歴史学者が研究に手を染めると学会から村八分にされるので、公的機関には古代祭祀遺跡に関する資料はありません。

そして、民間の研究団体は集合離散を繰り返して、先人が遺した資料の多くが散逸し、一般の考古学資料や歴史資料のように「何処其処へ行けば保存展示されているだろう」と思い当たる場所がありません。

それだけに、自分で各地を探索する時は夢中になり、僅かでも成果が得られば、山中踏破の疲れも癒えます。

そして、位置を確認した後でも、例えば甲山森林公園で見付けた或る石に就いて、後日「あの四角い石は崖の途中にあるのに何故水平垂直なのだろうか?」などと思うと、再度現場へ行ってみたくなるのですが、行けば費用も時間も要ることなので、今は生活の糧となる資料の収集を専らにしています。

それでも、古代祭祀遺跡に興味を抱く人が現れると、出来るだけ探査する人を増やしたいと思う一心で、自分の仕事を後回しにしても、今までに自分が収集した資料を整理編集して送ったりしています。

じつは、私も今年賀状を作成しているところで、年賀状を出し終えたら、甲山森林公園の資料を編集して、先般六甲山麓の古代祭祀遺跡を案内した人に送るつもりです。

長レス恐縮でした。

Re: お疲れ様です。

ありがとうございます。
やはり、年末は忙しいですよね。私も論文を提出して一安心したのですが、あと3、4日仕事があり、少々片付けないといけないこともあります。

もちろん、年賀状もまだ書いていませんので(笑)、次の課題はそれでしょうか?

   船越


Re: 捜す苦労と喜び

ありがとうございます。

史料を探っていくのは時間があれば出来る側面もあるのですが、相変わらず泥縄式の論文作成で恥ずかしい限りです。

フィールドワークは、苦労も多いですが、やはり楽しいですね。世の中には、書物などに書かれていることは意外に少なくて、現地でのみ分かる事実も多いと思います。
私の今回の論文も、文献中心に書いたのですが、バックボーンにはやはり現地での見聞がありましたね。

    船越

非公開コメント