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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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近付く祇園祭、「月刊京都」7月号は “帰ってきた祇園祭、再び。” 特集

京都本




  「月刊京都」  「月刊京都」2015年7月号


 1か月つづく祇園祭

 祇園祭の季節が近付いてきましたね。

 祇園祭というと、“7月17日の山鉾巡行”というイメージ(日程変更については後述)や、それに先立つ「宵山(よいやま)」に目が向くものです。 
 実際には、7月1日から31日まで、丸一か月かけて行われる祭事で、見所も満載です。

 もちろん、遠方から来られる方は1か月も滞在できないし、京都市民だって仕事や用事もあるから毎日見に行くわけにはいきません。
 私も、宵山や巡行は行くように努めているのですが、なかなか行き難く、朝早くや仕事帰りに鉾町を訪ねることが多いですね。ちなみに、早朝はおススメです!

 6月も末になると、今年は何を見に行こうかと愉しみになってきますね。

  祇園祭


 何が「帰ってきた」? 祇園祭

 老舗雑誌「月刊京都」では、2015年7月号で祇園祭を特集しています。
 そのタイトルは、「帰ってきた祇園祭、再び。」

 ひと目見て、“何が帰ってきたの?”と思われる方も多いでしょう。

 祇園祭は、およそ50年前から、「山鉾巡行は7月17日の1回のみ」になっていました。 
 しかしこれは、昭和41年(1966)からのことで、それまでは前後2回に分かれて巡行していたのでした。先に行う方を「前祭」(さきのまつり/さきまつり)、後に行うものを「後祭」(あとのまつり/あとまつり)と呼びます。

 昨年(2014年)、半世紀ぶりに「後祭」が復活し、7月14日と24日に2度巡行が行われたのでした。

 昨年の“復活”については、こちら! ⇒ <2014年、祇園祭の新しいスケジュールは? - 半世紀ぶりに「後祭」が復活!->

 「月刊京都」の“帰ってきた”とは、この後祭が復活したことを指していて、それが今年復活2回目になるので“再び”というわけなのです。


 形と心と

 「月刊京都」の巻頭には、祇園祭山鉾連合会の吉田孝次郎理事長の談話が掲げられています。

 その話を読むと、後祭の復活という「形」だけが重要なのではなくて、それを支える人々の心根、また結び付きを復活させていくことが肝心なのだ、ということがよく分かります。
 祇園祭を通して、町のあり方や住民の紐帯が変化していく。昔の形を知ることで、その背景にあったものを理解し、それを現在の町や暮らしに生かしていく、ということ。
 氏が言われる「古きを訪ねるほどに大事なことに気づかされる」というのは、まさにその通りだと思います。

 いずれは三条通の巡行復活も、と言われる吉田理事長。
 本当にそうですね。
 あの昔ながらに狭い三条通を鉾が通ったら、どれだけ素晴らしいことでしょう。御池通で見る巡行は観光的ページェントですけれど、三条通を巡行すれば、それは地域の人々がこの町で生きていく意味を再確認する行事になるのですから。

 なお、かつての巡行コース等については、2013年の記事をご覧ください。
 記事は、こちら! ⇒ <祇園祭の山鉾巡行に「後祭」が復活>
 
  祇園祭


 今年は、新装の四条通で巡行

 今年の巡行の関心事のひとつは、車道が狭くなった四条通での巡行です。
 歩道が約6m(場所により異なる)に拡幅され、私たちの見物場所が広くなり、かつ山鉾との距離が近くなるわけです。

 いまでも、新町通あたりで、帰ってくる鉾を見物すると、“ひかれる!”と思うくらい、道幅すれすれにやって来るのですね。
 四条通はそこまでの臨場感はないでしょうが、従来より近くで見られるのは愉しみです。

 このところ、四条通の歩道拡幅は、車道が狭まってクルマが渋滞すると評判が悪いようです。
 けれども、山鉾巡行を新しい四条通で見たら、その印象も少し変わるのでは? そして、私たち自身が少しずつ考え方を改めていって、新しい社会を作っていけるようになればと思います。


 「月刊京都」2015年7月号、主な目次
 
 *帰ってきた祇園祭、再び。
 *知られざる宮本組~神事を支える氏子たち
 *山鉾図鑑 (郭巨山、橋弁慶山)
 *芸妓たちの祇園祭
 *鷹山お囃子復活
 *祇園祭をごみゼロに。リユース食器で大作戦!

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