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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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萬福寺の文鎮も、これ以外にない! ベスト・デザイン - 私の文鎮収集(3)-

宇治




萬福寺文鎮


 萬福寺にも、ぜひとも求めたくなる文鎮が

 「私の文鎮収集」、第3回。

 今回は、宇治市にある黄檗山萬福寺です。
 江戸時代に中国から入ってきた黄檗宗の大本山だけあって、異国情緒にあふれる伽藍が魅力的です。

 売店も充実していますが、やはり文鎮が置いてあるのですね。

 少々前に求めたので、箱はどこかに行ってしまいました。
 文鎮は、こちら!

 萬福寺文鎮

 ただのサカナじゃありません。
 萬福寺に行かれた方なら、何かすぐ分かるでしょう。

 そう、魚の形をした板、開梆(かいぱん、魚梆)ですね。
 斎堂の前に吊るされていて、儀式や食事など時刻を知らせる際に叩きます。木魚のルーツともいわれますね。
 魚は不眠不休なので、怠惰を戒めるために叩くそうです。
 これをモデルにして文鎮を作りました。

 萬福寺魚梆
  開梆

 私は、子供の頃、ここを訪れたことがあるのですが、記憶に残ったのは、この魚板だけでした。
 それだけインパクトのある存在ですね。

 この文鎮も、かなりリアルなので比べてみましょう。

 萬福寺文鎮 文鎮

 萬福寺魚梆 開梆

 紫色の紐を付ける部分が出っ張っているところ、ここだけが少し違いますね。


 開梆を彷彿とさせる出来栄え 

 萬福寺文鎮

 迫力ありますねぇ。
 口には玉をくわえています。

 胴には、「黄檗山万福寺」の名入り。

 萬福寺文鎮

 タテから見ると……

 萬福寺文鎮

 若干左に傾いているでしょう。
 つまり、名前が入っている方が前なんですね。

 私はいつも複数の文鎮を机上に載せ使っています。この文鎮は、そのひとつ。
 文鎮としては背が高くて不安定。使いにくいわけですが、ウェイトは通常の文鎮より重いので、しっかり押さえることができます。他の文鎮と組み合わせて用いると便利です。

 デザイン優先で置物的と思える萬福寺文鎮ですが、意外に役立つ実用品でした。




 萬福寺

 所在 宇治市五ケ庄三番割
 拝観 大人500円ほか
 交通 JR、京阪電車「黄檗」下車、徒歩約5分



 【参考文献】
 『黄檗山萬福禅寺』大本山萬福寺、2001年


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