着々と拡幅されている四条通、混雑緩和の効果が
|洛中(下京区)|

新年度に向けて拡幅工事中
年度末は道路工事が多いというのは、昔からのお約束ですね。
けれども、ここでは年度をわたって工事が継続中です。
京都一の目抜き通り・四条通。
昨年11月から、この通りの歩道拡幅が行われています。

拡幅されたバス停(高島屋前)
2015年3月30日の様子です。
高島屋京都店の前のバス停。
右端のタイル舗装がこれまでの歩道、アスファルト部分が拡張された歩道です。見た目では、2倍くらいの幅に拡がっているように見えます。
このバス停、昨年の写真と比較してみると……

拡幅前(2014年11月)

拡幅後(2015年3月末)
拡幅前は、歩道一杯にバス待ち客が発生し、一部、高島屋の敷地内で待っている人もいます。
ここを通過するときは、待ち列を迂回して歩く必要があり、週末などは大変でした。
拡幅後は、拡がった部分にバス待ち客が固まっており、歩行者は手前をスムーズに歩いています。
整理員さん(オレンジのジャンパー)がいるので整然としている面もありますが、拡幅の効果はあるようですね。
しばらく見ていると、歩道上を自転車を押して通過していく人もいて、これまでなら考えられない状景でした。
歩道の幅が約2倍に!
この改良工事で、四条通の歩道の幅は、約3.5mから6.5mになります(場所により異なります)。
その代わり、車道は4車線から2車線に減少です。
詳しくは、以前書いた記事をご覧ください。 記事は、こちら! ⇒ <1年後に歩道の拡幅が完成する四条通、その後どうなる?>
四条河原町付近で西を眺めた状況。

ちょっと拡げすぎ !? と思えるほど、広くなりました。
6.5mというと、歩道というより車道の幅員ですから、広いのもうなずけます。
唯一心配なのが、減少する車道ですね。片側1車線になります。
これまで四条通では、路上駐車が頻繁にみられました(これは河原町も同様で、京都や大阪ではお馴染みの風景ですが)。
1車線になると絶対路上駐車はできないので、むしろスムーズに走行できる可能性も?
もちろん、バス停やタクシー乗り場は集約して設置され、乗降や業務用の荷降ろし場所(アクセススペース)は確保されます。
完成は、今年(2015年)10月末の予定。
総工費は約29億円ということですが、これだけ海外ツーリストが増え、歩道が混雑すると、その出費も意味があるというものです。
“歩くまち”を標榜する京都市。
次に期待するのは、“三条通の歩行者天国化”でしょうか。
寺町通-烏丸通間、700mほどあると思いますが、京都文化博物館やオシャレなショップもたくさんあり、観光客も大勢歩いています。しかし、道幅は狭く、路上駐車も多く、とても歩きにくいですね。
これを車両通行禁止にする--寺町通から東洞院通(烏丸通の1本手前)まででもいいですね。
ちょっと無理ですか?
でも、実現すれば、とても楽しいと思います。
四条通
所在 京都市下京区御旅町ほか
交通 地下鉄「四条烏丸」、阪急電車「烏丸」下車、すぐ
【お知らせ】
4月9日(木)19:52~22:00、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」に出演します。
新番組の初回2時間スペシャルで、テーマは<徹底捜査「本能寺の変」の真相を追え!>
このブログでも紹介した明智光秀公の首塚などについてコメントします。
よろしければご覧ください。
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