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PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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変わる河原町、BALビルも建設工事中





BALビル建設工事


 H&M、FLYING TIGER……、新店が続々と

 最近の河原町の話題といえば、11月20日にFLYING TIGER COPENHAGEN(フライングタイガー・コペンハーゲン)がオープンし、さらに11月29日にH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)がオープンしたということ(2014年)。
 前者がデンマーク、後者がスウェーデンと、どちらも北欧の企業。私も機会があったので早速のぞいてみたのですが、FRYING TIGERは、なにか楽しそうなお店、H&Mはオープン初日の夕方に行ったせいもあって、ちょっと狭いかなぁ、という印象でした。詳しいレポートは、たぶんこのブログの領域ではないので、他に譲りたいと思います。

 そんな中、昨年閉店したBAL(バル)ビルが建て替え工事を進めていました。
 2015年8月に完成予定だそうです。

  BALビル建設工事 BAL建設中!

 なにかにつけて、古い書物の記事を探してしまう私は、「まっぷる2001-02年版 京都へでかけよう」(2001年刊)の「河原町通」のページをめくってしまいました。
 そこには、BALもちゃんと載っています。

 オシャレと快適生活のヒントに…
 BAL[バル]
 若い男女に注目のファッションビル。5階の全フロアと4階にショップ展開している「無印良品」や地下1・2階のCDショップ「ヴァージンメガストア」をはじめ、有名ブランドブティックから雑貨店まで、人気ショップが集結している。
 最上階の8階にはエステティックやギャラリー、ヘアーサロンなどもある。


 文体が時代を感じさせますが、2001年すでに無印良品が入っていたのですね。
 私が持っているかつてのBALの印象は、古い表現ですが、高感度なファッションビルで対象は女性、というもの。だから、ほとんど立ち入ったことはありませんでした。
 しかしいつからかジュンク堂書店ができたので、よく行き、無印良品とともに愛用していました。


 なくなったビルの数々

 「まっぷる」には、いまでは姿を消したビルも、数多く登場しています。

 「まっぷる 京都へでかけよう」
  「まっぷる 京都へでかけよう」

 毎日行きたい雑貨マーケット
 ソニープラザ
 季節商品や流行の品々を飾った大きなショーウインドーが、道行く人を楽しませている。店内には雑貨、小物をはじめ、ステーショナリー、化粧品、洋服やバッグなどなど、実用品からアイデアグッズまでカラフルは品々で埋めつくされ、にぎやかだ。
 なかでも、ネイルケア用品やコスメグッズの豊富さはダントツ。チョコレートやビスケットなどアメリカ、ヨーロッパからの輸入菓子も種類、品数とも充実している。


 四条河原町上ル西側にあったソニープラザ。
 いまでいえば、FLYING TIGER ですね。ただし、北欧ではなくてアメリカ的な商品を扱っていました。HERSHEY(ハーシー)のチョコレートを売っていた印象が強いです。私は、ここで買ったビニル製のペンケースを高校時代使っていたような記憶があります。

 ヤングカジュアル洋品が充実
 河原町ビブレ
 河原町通から西へ入った、蛸薬師通に面して立つファッションビル。「45rpm」などを代表とするヤングカジュアル系ブランドが人気。流行の雑貨や小物も揃い、いつも女子高生の姿で賑わっている。
 4階のメンズセレクトショップ「DISH」では吉田カバンなど人気ブランドがトータルに揃う。5階の楽器店「ミュージックランドKEY」も、アマチュアからプロまで納得できる品揃えだ。


 蛸薬師通の北側にあったVIVRE(ビブレ)。
 ビル取り壊し前は、ここにLoFtが入っていましたね。確か、VIVREになる前はニチイ(スーパー)でした。

 現在、ここも工事中で、マンションになるようです。

 ビブレ跡
  VIVRE跡の工事現場

 そして……

 洋書の品揃えの良さが定評
 丸善 京都河原町店
 地上8階建ての大型書店。1階には、話題の本や新刊本、地図や旅行ガイドが揃う。2階は文芸書。3階では、心理学・宗教や哲学・思想、教育・保育などの人文書を扱っている。
 4階では文具やギフト雑貨も販売。5階は洋品やメガネ売場、6階のフロアには、看護や介護、医学書が充実。また、コンピュータ、情報処理、土木や建築の専門書も揃っている。7階はギャラリースペース。8階には洋書や児童書が充実。ひと息入れるなら、3階の喫茶「理文路[りぶろ]」が便利だ。


 言わずと知れた丸善。河原町蛸薬師の東側にありました。
 この紹介文は、丸善の全容と凄さを余すところなく伝えています。
 私が学部生の頃は、まだ8階建にはなっていなくて、階の上り下りも階段でした。読めもしない洋書のコーナーで米国の歴史書を立ち読み? したり、2階の洋品フロアで革靴を買ったり、丸善は知的な憧れの聖地でした。
 いまそのビルは、カラオケ店に。時代の変化を象徴的に表していて、少し悲しいです。

 映画をじっくり鑑賞するなら
 京都朝日シネマ1・2
 関西初の完全入れ替え制、劇場内での飲食禁止を実施している映画館。京都朝日会館の4階にあり、単館系ロードショー、ヨーロッパ、アジアなどの作品を厳選した独自のラインナップ。とくにモーニングショーやレイトショーは、社会的メッセージがあるものや日本の若手の作品などがずらり。(後略)


 朝日シネマ。三条河原町上ルの朝日会館にありました。現在では、京都シネマ(烏丸四条下ル、COCON KARASUMA 内)に継承されています。

 たった13年前なのに、ずいぶん変わりましたね。
 私は決して新しいものを否定する立場ではないのですが(むしろ新しいもの好きですが)、河原町や新京極から書店と映画館が軒並みなくなったことには、哀惜の念を感じずにはいられません。時代が変わった、と言えばそれまでだけれど、大切なものを失ったような気もするのです。




 河原町通

 所在 京都市中京区四条河原町上ルほか
 交通 阪急電車「河原町」下車
 


 【参考文献】
 「まっぷる2001-02年版 京都へでかけよう」昭文社、2001年


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