FC2ブログ
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
MENU

NEW ARRIVAL

PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

ARCHIVE

桜の開花と「生物季節観測」

その他




建仁寺の桜


 桜の開花、京都の平年は3月28日

 桜が開花する季節になりました。
 京都では今年(2014年)の開花は3月27日で、平年より1日早かったそうです。
 昨年(2013年)は3月22日で随分早かったようですが、最速記録は3月18日(2002年)です。
 逆に最も遅かったのは、4月9日(1984年)。この年は、私個人にとっても印象深い年だったのですが、桜が遅かったことは全く覚えていません。ひとの記憶は、頼りないものです。

 京都での桜の満開は、平年が4月5日ですので、今年は4月4日頃になりますね。

 建仁寺の桜



 「生物季節」を観測する

 気象庁で、植物や動物の変化を観測することを生物季節観測というそうです。
 全国で同じ動植物(規定種目)を観測したり、地方独自の動植物(選択種目)を調べる場合もあります。

 ウメやアジサイの開花、イロハカエデやイチョウの紅葉(黄葉)と落葉、ウグイスやアブラゼミの初鳴、ツバメやホタルの初見など、さまざまな種類があります。

 京都地方気象台では、17の植物と10の動物(鳥、昆虫)を観測しています。

 そのリストを見て、懐かしかったのが「モズの初鳴き」。
 子供の頃、私の家の周りには田畑が多く、竹藪の竹の梢に留まったモズが、キーキーと高い声で鳴いているのをいつも見ていました。
 今では、この鳥もほとんど見掛けることがありません。
 京都では、トノサマガエル(初見)が観測対象から外されたそうです。カエルもそうだし、カタツムリも見なくなりましたね……

 生物季節の観測は、観測機器を用いず、気象庁の職員が「目視」や「聴覚」で確認します。
 桜の場合、ソメイヨシノなどの標準木を対象に、5~6輪のつぼみが開けば開花、全体の80%以上が開けば満開となります。

 自然は変わらないと思いがちですが、都市部では意外に変化が激しいようです。知り合いの学芸員たちの調査によると、都市ではアブラゼミが減りクマゼミが増えているし、ハトのからだは黒っぽくなってきているそうです。
 動植物の変化を知ることは、自然環境の変貌を把握することにつながります。

 気象庁の生物季節観測も、目や耳で確かめるというシンプルな方法。それだけ、直に自然とふれあいながらその動きを把握する営みで、おもしろく感じます。




 【参考文献】
 気象庁ウェブサイト
 京都地方気象台ウェブサイト


スポンサーサイト



コメント

非公開コメント