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船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

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きょうの散歩 - 中京区で近代建築ウォッチング - 2014.2.22





建物見学会


 先週末の土曜日、京都市中京区で近代建築の見学会を行いました。

 今回は、明治・大正・昭和に建てられた文化財的な建物を、いかに保存・再生していくかを学ぼうという試みです。
 前々回と前回に書いた<中京郵便局>と<旧龍池小学校【京都国際マンガミュージアム】>も、もちろん訪れました。

 大勢で訪れますので、外観見学が中心になるのですが、京都芸術センターでは館内も御案内いただきました。

 建物見学会
  京都芸術センター

 ここはかつて、京都市立明倫小学校でした。
 呉服問屋さんが並ぶ「室町」の中心部に位置する学区で、祇園祭の鉾町でもあります。それだけに財力も豊かで、学校建築も超一流です。

 建物見学会
  南に向いた窓を持つ校舎

 建物見学会
  スロープと美しい窓の配置

 ここで皆さんが驚いたのは、この長いスロープと窓のバランス、そして最上階の和室! でしょう。

 建物見学会
  旧作法室(茶室「明倫」)

 今は、主に茶室として用いられているそうです。
 かつては、戦前の小学校独特の「作法室」として使用されていた部屋ですね。これは時代性ですが、女の子が礼儀作法を身につけるため、実習の場として和室が造られていたわけです。
 この作法室が、特に優れているのは、こんなところ。

  建物見学会

 ガラス障子が二重になっていますね。
 写真右端の白い壁が校舎の躯体の壁なのです(本当のガラス窓がはまっています)。その左のガラス障子が作法室の外側の区切りです。そして、一番左のガラス障子が、作法の「お稽古」に開け閉めする障子なのです。
 ややこしいのですが(笑)、生徒は2つのガラス障子の間のタタミに座って、内側のガラス障子を開け閉めするわけです。その障子、全部紙を貼っておらず、半分ガラスになっているのは、室内の先生から生徒が見える工夫でしょう。
 なんとも贅沢な教室です。
 
 こんなおもしろい館内を拝見しました。ありがとうございました!

 もちろん、街中にある小さな商業建築も見学。

 建物見学会
  文椿ビルヂング

 大正時代の貿易店の建築にショップを入れたビル。
 向かいに本社のある京友禅・千總さんの所有だそうです。こちらも、なぞのある建物なのですが、それはまた別の機会に。

 ちょっと寒かったですが、楽しい見学会でした!




 京都芸術センター (旧明倫小学校)

 所在 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町
 見学 芸術センターとして見学・利用できます
     ※和室等は、ふだんは見学できません
 交通 地下鉄「四条」、阪急電車「烏丸」下車、徒歩約5分


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