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PROFILE

船越幹央

Author:船越幹央
博物館で学芸員をしています。また、京都市内の大学で非常勤講師を務めています。
生れ育った京都の魅力を歴史・文化財・史跡を中心にお伝えします!
やっぱり、京都は奥深い。知れば知るほど、味わい深い。このブログを読んで、京都を歩いてみてください!

[主な取材等]
テレビ:NHK「ブラタモリ~京都~」、BS朝日「京都ぶらり歴史探訪」、BS-TBS「高島礼子・日本の古都」、BS日テレ「片岡愛之助の解明!歴史捜査」ほか
新聞・雑誌:小学館「サライ」、朝日新聞、日本経済新聞ほか
見学会:「まいまい京都」ほか

ARCHIVE

【大学の窓】いつのまにか時は流れ……

大学の窓




   キャンパス   2月です。

  非常勤講師でうかがっている上京大学(仮称)の講義はすでに終わっているのですが、今日帰宅すると、1通の封書が届いていました。

 新学期の時間割表です。
 私の出講している専攻のカリキュラム。

 それを何気なく見ていて、気付いたのです。
 「僕の頃の先生は、ほとんどいなくなったなぁ」と。

 日本史には、私が学生だった頃の先生は、もう2人しかおられません。
 そして、西洋史は、たった1人です。

 その方たちも、みな60歳を過ぎ、すでに後輩が教鞭を執リ始めて何年になることか。

 かつての恩師も、ひとりまたひとりと亡くなり、柄にもなく昔を思い出してしまいます。
 非常勤で来られていたF先生には古文書を教わっていましたが、返却された提出物には、赤ペンで「一見了」と書かれていました。
 同じく古文書学の大家であったN先生は、いつも風呂敷包みに本や書類を入れておられ、地下鉄の中でそこから取り出した雑誌論文を読まれている姿を目撃したこともあります。
 昨年しのぶ会を開いたK先生は、アメリカに留学した時、極寒の中でアイスクリームを食べるのがおいしいと言っておられたっけ。
 そして、戦中は将校だったというS先生は、夏にはいつも上下真っ白の背広を着こなして、毅然とした姿でした。

 こういう先生方の、ちょっとした一言やしぐさが何十年たっても忘れられないのが不思議です。
 これも歳を取った証拠だろうか……

 でも、思うのです。やっぱり歴史を学ぶには、自分も齢を重ねる必要がある、と。
 何かと喧しい2月ですけれど、しっかりと過去を見詰めて、春に向かって歩を進めてゆきたいと思います。


  東福寺の椿


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