
秋間近の公園
先週今週と、2週つづきの三連休でしたね。
今日(9月24日)は秋分の日で、まだ紅葉とは言えないものの、秋の気配が感じられました。

公園の中を通る道路。
木々が美しいですね。
ところが、公園内には一部通行止めのエリアがあって、そこでは樹木の伐採作業が行われていました。
そう、9月初めに関西を襲った台風21号の後処理が未だに続いているのでした。
あちこちに倒木が……
台風21号は、9月4日に四国から関西を通過。関西国際空港が大きな被害を受けたように、大阪府南部では住宅にも多数被害が出ました。
大阪市内でも、公園などで多数倒木が発生。京都市内も、大阪ほどではありませんが、倒木などが見られます。
今日訪れたこの公園でも、ひどい倒木がありました。

ここは杉が数多く植樹されているのですが、根こそぎ倒れています。
特に、若い木は成長が早い割には根が張っていないようで、風に耐えられなかったようです。

先日、ある緑化団体にお話をしに行った際、団体の方がおっしゃっていました。都会の植樹は根が浅く、いわば植木鉢に植えられているような状態なので、強風で倒れやすいのだ、と。
まさに、そのような状態でした。
また、幹の途中から、ぼきりと折れている木も多数。杉、松、桜など、樹種に限らず被害を受けていました。

これらの木々は、まだ手が回らないようで、処理が追いついていません。
このブログでも何度か取り上げましたが、昭和9年(1934)9月に関西を襲った室戸台風が、とても強い風台風でした。
京都でも、小学校の木造校舎が多数倒壊し、生徒・教職員の尊い命が奪われました。一説には、最大風速は60mを超えたともされており、大阪では四天王寺の五重塔が倒れました。
私のこれまでの経験でみても、今回の台風21号は最も風が強烈な台風だったように思います。
室戸台風を過去の出来事のように感じていましたが、このような経験をすると、昔の話とは思えません。
被害を受けられた方も多く、胸が痛みます。はやい復旧が望まれるところです。
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